令和6年 第3回三鷹市議 定例会
2024年8月30日(第一号) 一般質問
おはようございます。
まず、このたびの台風10号に対し、被害に遭われた皆様に心からお見舞いを申し上げ、私の市政に関する一般質問を始めさせていただきます。
三鷹の子どもたちや子育て世帯を支えることは未来への投資であり、健やかな子どもたちの成長は次世代への三鷹市や私たちの希望そのものです。そして、これからのまちづくりや地域づくりにおいても、次世代の子どもたちへどうつないでいくかという視点が非常に重要になると考えます。社会が複雑化、多様化し、少子化や核家族化、地域との連帯感や人間関係の希薄化が進んでいるからこそ、今こそ地域連携をより強固にした子育て支援の仕組みづくりが必要と考えます。また、子ども・子育て世帯が地域との関わり合いを深めることは、地域全体の活力を育むだけでなく、未来の地域社会を担う人材の育成につながり、持続可能な地域社会の実現を可能にすると考えます。こども家庭庁の発足後、子ども・子育てに関する様々な支援策が打ち出されています。本市においても、自治体現場として、事業の取捨選択や検討、慎重な対応に迫られますが、子どもたちの成長は待ってくれません。今の時代に合わせた柔軟な視点と子どもたちの未来に必要な支援策を迅速に対応していただきたいと要望いたします。
それでは、まず、多様な子育て支援の在り方と地域連携の強化についてお伺いいたします。
未就学児の子育て世帯に対する地域の関わりについて
本市では、妊娠、出産、子育てに関する様々な取組を1つのプロジェクトとしてウェルカムベビープロジェクトみたかと位置づけ、妊娠中の方を対象としたゆりかご面接や乳児がいる家庭を訪問する新生児訪問、こんにちは赤ちゃん事業など、保健師、助産師などの専門職や民生・児童委員が地域の身近な相談相手として産前産後の不安な気持ちに寄り添ってきていると認識しています。
質問1、本市では、妊娠期からの切れ目のない支援、ウェルカムベビープロジェクトを通し、地域との連携を積極的に行ってまいりましたが、これまでの事業の成果と今後の課題について御所見を伺います。
質問の1、妊娠期からの切れ目のない支援についての成果と今後の課題についてでございます。
平成28年度に妊婦面接を開始いたしまして、産後ケア事業、産前・産後サポート事業、伴走型経済的支援事業など、年々、切れ目のない子育て支援の充実を図ってまいりました。こうした母子保健事業が充実したことで、より早期に適切な支援を提供できるようになり、孤立や育児不安の軽減を図ってきております。継続支援が必要な御家庭には、行政のサービスだけでなく、医療機関、育児支援ヘルパー、ホームスタート事業、地域の子育て支援事業など、子ども家庭支援ネットワークのつながりを活用した子育て支援に取り組んでおります。こうした地域との連携を今後も充実していく際の課題としては、個人情報の取扱いに十分に配慮した連携が必要であると考えております。連携の事業の必要性とともに、そうした個々人、子どもの皆さんもそうでありますけれども、そうした個人情報の保護というのは並行して大切なものだというふうに考えております。
質問2、今年度拡充された、産後ケアにおいて新たな取組であるアウトリーチ(訪問型)については、委託事業者との連携体制をどのように進めているか、お伺いいたします。
続きまして、本市ではコミュニティ・スクールを基盤とした地域連携を先進的に進め、その取組は全国に広がり、今では全国の半数近くがコミュニティ・スクールを取り入れ、学校と地域の連携の核となっていると評価されています。また、本市は近年、地域の方々の御協力により、地域子どもクラブが地域のつながりをより一層深める機会となり、地域の子は地域で育てる、そんな動きが広がっていると、大変うれしい状況です。そこで、この三鷹らしい子ども・子育てを地域で支えるすばらしい取組をさらに拡充できないかと考えております。私は長年、三鷹の未就学児の御家庭を中心とした子育て支援をしてまいりました。初めての子育ては不安ばかりで、未就学児の御家庭ほど行動範囲は狭くなり、地域とのつながりを必要としていると感じてきました。公共施設である児童館、親子ひろば等に子連れで毎日通い、当事者のつながりはできていても、地域とのつながりをつくることはなかなか難しいです。さきのウェルカムベビープロジェクトでは、産後初めての地域とのつながりができ、その後も地域との積極的な関わり合いが必要と感じ、孤立しがちな子育ての課題等へも早期な対応へつながると考えます。そのような点からも、コミュニティ・スクールに続くような、未就学児を持つ保護者に対して地域のつながりや地域参加の仕組みができるとよいと考え、質問いたします。
2点目の御質問です。アウトリーチ型の産後ケア事業における委託事業者等との連携体制についてでございます。市では、これまでのデイサービス型、宿泊型に加え、令和4年4月からアウトリーチ型の産後ケア事業を新たに開始しました。妊婦面接等の時期から継続支援が必要な子育て家庭には、個々の経過や状況に合わせて、委託事業者等と連携してサービスの提供をしております。また、緊急性の高い状況の場合には、委託事業者と市の職員が連携して医療機関へつなぎましたり、育児支援ヘルパー等のサービスにつないだり、相互に連携しながら、適切な支援ができる体制の構築に努めています。
質問3、未就学児を持つ保護者に対しても積極的な地域参加を促す取組が必要と考えますが、市の御所見を伺います。
3点目の御質問です。未就学児を持つ保護者に対する地域参加促進の取組の必要性についてでございます。未就学児の保護者も当然に地域、コミュニティを構成する市民の一員であり、地域参加をしていただきたいところでございますが、未就学児がいる家庭の場合、家事、育児、仕事の両立で大変お忙しいと認識しております。まずは地域とつながる機会を持ち、地域のことを知っていただくことが地域参加のきっかけの1つになると考えております。
質問4、地域の子どもたちを支える保育園、幼稚園においても親子ひろばや地域開放事業を実施しています。市は、これらの現場の声をどのように共有し、支援策に反映しているのか、伺います。
次に、子育て世帯の地域参加を充実させることは、当事者同士のつながりが生まれ、子育てを共に頑張る同志として、保護者の大きな心の支えとなります。また、このようなきっかけが地域とつながる一歩となり、子育て世帯が地域への関心、その後の地域コミュニティの担い手へのきっかけとなると期待するところです。
質問の4、保育園や幼稚園の親子ひろばや地域開放事業について御質問がございました。
保育園、幼稚園において実施している親子ひろばや地域開放事業につきましては、現場の声として、親子ひろば事業関係者連絡会、私立保育園園長会、幼稚園協会を通して、市へ直接御意見、御要望を伝えていただいておりますし、私どものほうからも何回もそういう会合で市の所見を申し上げさせていただいております。いただきました御意見、御要望等につきましては、市の支援策検討の参考とさせていただいております。そうした詰めを、具体的にどういう要望で、どういうふうにすればいいのかということについて協議をしているところでございます。
質問5、未就学児の保護者が親子で集まり、自主的、主体的に地域活動ができる取組の充実が必要と考えますが、市の御所見を伺います。
続きまして、地域における多様な子どもの居場所についてお伺いいたします。
ア、多様な子どもの居場所について。
子どもの成長においては、年齢に応じた安全で安心な子どもの居場所が必要不可欠であると考えます。また、未就学児においては、特に親子の関係性構築に重要な時期であり、共働き世帯は仕事復帰までの子どもとの時間が大変貴重です。日々子どもとの時間をどう過ごすかは、子育て世帯にとって切実な悩みでもあります。
5点目の御質問です。未就学児の保護者が集まり、自主的、主体的に活動ができる取組についてでございます。未就学児の保護者が集まり、自主的、主体的に地域活動できるようにしていくためには、親子で気軽に気兼ねなく訪れることができる場所や親子で参加する事業の実施等、子育て中の保護者同士が知り合い、つながりを生み出していくための機会の確保が重要であると考えています。現在、子ども発達支援センターで実施する親子ひろばひよこ、東西多世代交流センター、むらさき子どもひろばをはじめとした市内18か所の親子ひろばのほか、保育園の地域開放事業、すくすくひろばでの様々な講座の実施など、子育て世帯が親子で集い、相互のつながり創出の機会ともなる事業を実施しております。引き続き各事業の充実に努めてまいります。
私からは以上でございます。
質問6、子どもの安全を守る視点でも未就学児のための室内遊び場の拡充が必要と考えますが、御所見を伺います。
三鷹市社会福祉協議会では、2017年より、みたか子育て支援団体コミュニティ(情報交換会)を通して、子育て支援をしている団体との連携を行ってきました。
質問の6、未就学児のための室内遊び場の拡充について御質問がございました。
未就学児が安全安心に室内で遊ぶことができる場としては、現在、すくすくひろば、東西多世代交流センター、むらさき子どもひろば、その他の保育園等で実施している親子ひろばのほか、絵本の家や図書館等でも親子でお過ごししていただくことができるようにしております。それぞれにお子さんの成長段階や興味、関心に応じて行く場所を選び、御利用いただいているところでございます。今後の在り方として、議会の皆さんからも、また当該の議員さんからも御質問、問題提起がございました室内遊び場の拡充につきまして、現在、三鷹幼稚園跡地について、子どもの居場所づくりとしての利活用の在り方について検討しているところでございます。
私からは以上でございます。ありがとうございます。
質問7、社会福祉協議会のサポートの下、地域から子ども食堂や子どもの居場所づくりの機運が高まり、子ども食堂については現在市内で、開設準備も含め、約20件程度まで増えてきています。このような状況を踏まえた社会福祉協議会とのさらなる連携について、御所見を伺います。
次に、小学生の放課後の居場所拡充については、前回の一般質問で要望させていただきました。まずは早期の地域子どもクラブの標準化と毎日実施を期待しています。また、学童においても、利用状況を見据えながら、拡充の検討を引き続きお願いしたいと考えます。地域においては、自主的に子どもの居場所を開放してくれている事業者や人々がおります。現在、市内にはサードプレースとして、不登校の子ども、休日に行く場所がない子ども、親との触れ合いが少ない子など、地域で安心して過ごせる場所を利用する子どもたちが増加しています。支援を必要としている子どもたちは、学校とは別に、地域にこのような居場所を通して様々な大人との関わり合いや子ども自身に多くの選択肢を持たせることが重要であると考えます。こども家庭庁では、令和5年に閣議決定したこどもの居場所づくりに関する指針の中で、全ての子ども、若者が、安全で安心して過ごせる多くの居場所を持ちながら、様々な学びや社会で生き抜く力を得るための糧となる多様な体験活動や外遊びの機会に接することができ、自己肯定感や自己有用感を高め、身体的、精神的、社会的に将来にわたって幸せな状態で成長し、子どもが本来持っている主体性や創造力を十分に発揮して社会で活躍できるような居場所づくりを実現することを目指すとしています。地域全体で子どもを育てるためには、企業、NPO、各種団体等が連携し、子どもにとって安心できる居場所をつくり、そこから地域社会に参画できる仕組みを整備することが必要と考えます。
御質問の7番目、子ども食堂における社会福祉協議会との連携強化についてでございます。子ども食堂については、社会福祉協議会で定期的に実施している情報交換会や各種研修会に市関係部署も出席し、お互いの情報提供や意見交換を行うことで、社会福祉協議会及び子ども・子育て支援団体との連携を図っております。また、子ども食堂を実施する団体の活動場所について御相談をいただいた際には、コミュニティ・センター等の地域の公共施設で活動ができるような調整も図っているところでございます。今後、活動団体が増えた場合などには、社会福祉協議会とも連携しながら、子ども食堂を実施している団体のニーズを把握し、子ども食堂の安定的な運営支援に努めてまいります。
質問8、令和5年度に開始した地域こどもの生活支援強化事業は、ひとり親家庭や低所得子育て世帯の子どもをはじめとする多様かつ複合的な困難を抱えている子ども等を対象に、子ども食堂など、食事の支援や既存の福祉、教育施設、地域の様々な場所を活用した子どもの居場所等の立ち上げ支援、居場所事業の継続的な支援などを組み合わせて実施できるものとなっております。本市においても、この国の補助金を活用し、取組を進めてもらいたいと考えますが、御所見を伺います。
最後に、中高生の居場所についてお伺いいたします。
これまで本市は保育園の待機児童解消を目指し取り組んできましたが、10年前から数年前の待機児童が最も多かった世代の子どもたちが今まさに中高生であります。本市はこれまで様々な子育て支援事業の拡充に努めてきていると感じますが、この中高生の若者の居場所は圧倒的に不足していると感じています。思春期世代の繊細な子どもたちに対しては、特に地域での憩いの場が必要と感じています。次世代の地域人材育成という観点からも、この世代の若者をどのように地域で支え、守っていくかは大変重要であり、喫緊の課題と考えます。
御質問8番目、地域こどもの生活支援強化事業の活用についてでございます。国の地域こどもの生活支援強化事業の活用については、現在、実施要綱や交付要綱の内容を確認しつつ、活用についての検討を行っているところでございます。今後も国及び東京都の情報を注視しながら、財源確保の視点も含め、自治体として適切に判断をしてまいります。
質問9、中高生が気軽に集まれる居場所を確保することは、地域活動のきっかけや地域への関心が生まれる機会と考えますが、これまでの中高生の居場所確保や地域参加の取組の成果と今後の課題について御所見を伺います。
御質問9番目、中高生の居場所確保や地域参加への取組と今後の課題でございます。中高生の居場所として、東西の多世代交流センターで、若者支援を1つの柱に捉え、中高生、若者の居場所づくりに取り組んでおります。令和4年度からは、午後5時から7時に実施している中高生・若者交流事業をユースタイムと呼んでおりますが、こちらを週1回から週2回に拡充するなど、中高生の居場所の確保に努めてまいりました。また、テスト前勉強会や英検対策、自主学習スペースの提供を行うなど、中高生のニーズに対応した学習支援を行うとともに、今年の4月からは元気創造プラザの生涯学習センターでは学習室の毎日開放を開始し、個人学習の支援の拡充も行っているところでございます。さらに、東西多世代交流センターでは、軽食の提供を地域の皆さんの協力により行うなど、地域参加に関心を持ってもらう取組も行っております。利用人数は増加していることから、中高生の居場所の確保に一定の成果を得られたと考えております。一方で、様々な相談に対応するための職員の専門性の向上や事業内容の一層の充実が今後の課題であると認識しております。
答弁は以上です。
~再質問~
御答弁ありがとうございました。順次再質問させていただければと思います。
まず、ウェルカムベビープロジェクトについてですが、先ほど市長の答弁から、やはり個人情報の取扱いについて慎重にいかなければいけないというお話があったんですけども、これまで関係団体さんと連携する中で、何か個人情報についてトラブルなどがあった事例などあるのでしょうか、お伺いします。
ただいまの御質問にお答えいたします。
個人情報の取扱いについて特に大きなトラブル等はございませんが、逆に、どこまでお互いに共有するのがいいのかというところで、一緒に動いていくために、あまり詳しいところまで共有するのはよくないというような、その線引きのところでは毎回いろいろと頭を悩ませているところでございます。
以上です。
ありがとうございます。担当している相談の方などは、やはりなかなか情報が共有されない部分で対応し切れないところがあるというようなお話もありまして、今部長のほうから難しいというお話もあったんですけども、この辺を、どこまでは個人情報、できますよというところを少し明確にしていただけると、そういった相談員の方も、ここまではこちらで対応できる、あとは市のほうにお願いするということで、より強固な連携といいますか、関係の構築もしやすいかと思いますので、その辺の基準等も見直しであったり、考えていただければと思っております。
また、このウェルカムベビープロジェクトは、プロジェクト発足からかなり時間も経過しておりますが、これまでこのプロジェクトに対して、見直しでしたり、何かプラスアルファでの支援の拡充などされたことはありますでしょうか、お伺いいたします。
ただいまの御質問にお答えします。
これまでは本当に基本的な、手帳の交付等に始まり、健診というような基本的なものをずっとしっかりと取り組んでまいりましたが、最近では伴走型ということで、切れ目なく、本当に付き添うような、本当に寄り添う形で御相談に応じる、アドバイスをしていくということと、あわせて経済的な支援もするというようなところが最近の新しい動向でございます。
以上です。
ありがとうございます。ゆりかご面接から始まるこのウェルカムベビープロジェクトは、本当に産後の初めての地域との関わり合いのきっかけになるかと思いますので、これからも現場の動向を見ながら、よりよいプロジェクトにしていっていただけたらと思っております。
続きまして、今年度から拡充されたアウトリーチ型の産後ケアについてなんですが、武蔵野市では産後ケア事業に対して、御自宅への訪問、先ほども個人情報の保護というお話がありましたけども、委託事業者等と連携を密にして、対応マニュアルの作成や研修等を行っているようです。本市においても、この産後ケア事業、訪問型をするのに対して、このような研修でしたり、そういったような取組の必要性というのは、また、されていたりはしますでしょうか、お伺いいたします。
ただいまの御質問にお答えいたします。
特に共有するようなマニュアル──資料的なもので、こういうふうに対応してくださいというものは当然ございます。それから、注意点等について共有することもしております。実際のところ、私どもが一番大切にしているのは、特に伴走ということで、継続的支援が必要な御家庭については、お互いにひとつケースカンファレンス的な会議を開いて、十分に市のほうで把握しているところ、それから支援の方向性について決めているものを十分にアウトリーチしていただく方に共有して、しっかりとその点を踏まえた対応をしていただけるようにしているところでございます。
以上です。
ありがとうございます。やはり産後ケアで御自宅に訪問という形ですので、その辺、三鷹市として産後ケア訪問をしていく上で、もう少ししっかりとしたマニュアルですとか、連携する地域の方々に適切なサポートというのを行っていただければと思いますが、今後どのようにその辺は取り組んでいくとお考えか、お伺いいたします。
ただいまの御質問にお答えします。
先ほど言いました、一定の私どもが共有している訪問の仕方についての資料等はございますけれども、そこのところは、実績も踏まえ、また訪問された方のお声等も踏まえ、あるいは利用されている方のお声も踏まえて、随時充実したものにしていきたいというふうに、このように考えているところでございます。
以上です。
ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
また、この産後ケア事業は新しい取組ですが、市内の大学病院の周産期センターでは、武蔵野市の産後ケア事業について案内のポスターが設置されています。このような広報活動においても地域病院との連携を積極的に行う必要があると思いますが、そのような広報活動についてお伺いしたいと思います。
産後ケアについて、私どもも様々な媒体等を通じて広報しておりますけれども、関係するような医療機関にもお願いしているところですけれども、連携をしていただいていない病院さん等にも出していただくとか、なかなか難しい部分もあろうかと思いますけれども、御理解をさらに深めて、より多くの方にポスターの掲示ですとか、パンフレット等を置かせていただくなどの協力は引き続きお願いしていきたいと思います。
以上です。
ぜひ、三鷹市内の大学病院ですので、武蔵野市の案内ポスターもありますけど、三鷹市のこの産後ケアの案内ポスターが設置されるようにお願いできればと思います。訪問型産後ケアについては、まだ事業経過も浅く、これからと思いますが、委託事業者と地域との連携をより構築しながら進めていただければと思っております。
質問3、未就学児を持つ保護者に対しての地域参加について再質問させていただきます。社会福祉協議会が事務局を務めるほのぼのネットでは、子育てサロンの実施を行い、地域の方の交流や地域参加のきっかけにつながっていると思いますが、近年、この子育てサロンも開催が縮小されてきています。このような身近な地域の方々との顔の見える関係性づくりは子育て世帯に大変重要であると考えますが、御所見を伺います。
ただいまの御質問にお答えします。
未就学児をお持ちの保護者の方の地域参加ということで、ただいま御指摘のありましたようなほのぼのネットの取組等ございますが、そのほかにも町会ですとか、それから住民協議会等、地域の活動がございます。東西多世代交流センターを改修した折には、私どものほうで出張させていただくような形で事業実施をして、その後も住民協議会のほうで引き続き親子の居場所を確保していただけているような部分もございますし、あるいはそれぞれの団体においては、子育て中の方もぜひ御参加いただきたいという御認識が最近は広まっておりまして、例えば保育をつけたような形での事業実施ですとか、一定の配慮はだんだんされるようになってきているのかなというふうに思っているところです。私どもとしても引き続き、そういった御理解を深めていただくために働きかけをしていきたいというふうに思っています。
以上です。
ありがとうございます。もちろん公共施設、子育て世帯が参加できるものがたくさんあるというのは存じておりますが、こういった地域の方々との公共施設ではないつながりというものを強化していく必要性があるのではないかと思いますので、その辺は引き続き働きかけのほうをお願いいたします。
また、働く子育て世帯が増加している中で、平日動けない世帯に対しても地域との交流の場が必要と考えますが、そのような取組について御所見をお伺いしたいと思います。
ただいまの御質問にお答えいたします。
在宅の方、あるいはお仕事をお持ちの方も含めて、土日、休みの日についても地域の交流の機会、特に地域のイベントも土日に催されることが非常に多いと思いますので、重要なことだと思っています。そういう意味では、保護者同士が出会うことのできる機会を充実させるというような意味で、きちんと参加のしやすいイベント等を配慮するとか、先ほど言いましたように、地域等のイベントでもそういった環境を整えていただくような配慮がされるように働きかけをしていきたい、このように思います。
以上です。
ありがとうございます。未就学児の子育て世帯ですが、本当に忙しいんですけれども、例えばイベントに参加したり、これからお祭りですとか、そういった気軽に参加できることがポイントであると考えます。子育て世帯との地域連携を深めるためにも、地域は固定化されやすいので、地域が開かれた場所であるようにサポートしていただければと思っております。
質問4に対してなんですが、先ほど現場関係者の連絡会、市に直接声を上げるような形ができているというお話があったんですけれども、やはり現場のほうからは、まだまだ現場の声を聞いてほしいというようなお声をたくさん聞いております。引き続きこういった幼稚園、保育園の親子ひろばや地域開放事業についても目を向けていただいて、強固な地域連携をしていただければと思っております。
続きまして、質問5です。保護者が自主的、主体的に活動ができる取組の充実についてですが、市内の子育て支援関連団体やグループ等の情報は市として把握はしていますでしょうか、お伺いいたします。
ただいまの御質問にお答えいたします。
市内で市民の方等、地域で実施されているものについてということで、大小あろうかと思いますので、全てというわけにはなかなかまいりませんが、連携している団体の取組等については私どものほうにも情報提供いただいておりますので、一定程度は把握しているところでございます。
以上です。
ありがとうございます。コロナ禍を経て、また子育て世帯の皆さんはいろんな活動が増えてきておりますので、大小あるというお話ありましたけども、ぜひそういった地域の活動にも目を向けていただいて、連携がしていければ、よりよい子育て支援につながるかなと思いますので、よろしくお願いいたします。
また、武蔵野市では、市が主催となり、地域とつながることを目的とした、「子育て・ゆりかごむさしのフェスティバル」を毎年開催しています。地域団体との交流も積極的に行っていますが、現在は三鷹市ではそのような取組の必要性についてどのようにお考えか、お伺いしたいと思います。
ただいまの御質問にお答えいたします。
フェスティバルというような形での大きなものはこれまで実施はしていないところでございますけれども、関連したようなイベントというものはそれぞれ大小──小さなものが多いかと思いますけれども、実施しているというつもりでおります。今御質問にあったような本当に大々的な取組については、他市の事例等も見ながら、どういった効果があるのか等も検証させていただきながら検討してみたいというふうに思っております。
以上です。
ありがとうございます。以前はまちづくり三鷹のほうで、産業プラザまるごと夏まつりというもので、のびのびデー、すくすくデーという形で未就学児を対象としたイベントなどを開催すると、2,000人から3,000人という形で親子でイベントに参加して、地域とのつながりをつくってきた経緯があると思いますので、以前そういったこともされていたので、ぜひそのような御検討もしていただけるとありがたいなと思います。
また、武蔵野市ばかりで恐縮なんですが、武蔵野市ではゼロ歳から5歳児の子育て支援情報誌すくすくの中に地域団体も紹介するなど、地域に開かれた取組を様々行っていますが、そのような地域団体との関係性について、どのように取り組んでいきたいか、御所見をお伺いしたいと思います。
ただいまの御質問にお答えいたします。
私どもも子育てに関する情報誌は作成しておりますし、あるいはアプリというようなものも活用して情報発信に努めているところでございますが、まだまだなかなかそのコンテンツの充実という点では今後の課題点もあろうかと思っています。そういう意味では、一つには様々な情報をしっかり集めていくこと、そういう場合には地域で活動している方々からの情報提供もぜひいただきたいと思いますし、また発信するという点におきましても、地域の皆様のお力を借りて、より接点の多い部分で情報発信ができるよう、そういった面ではしっかりと協働を進めていきたいというふうに考えているところでございます。
以上です。
ありがとうございます。やはり政策と、あと地域の子育て支援をしている方たちをつなぐというのがなかなか難しいのかなと感じておりますので、そういったところも、地域の皆さんの力を借りながら子育て支援を強化していくという視点を持っていただけるとありがたいなと思っております。
続きまして、室内遊び場についてなんですが、先日、会派で山口県のふくふくこども館に伺いました。最新の施設で、とてもきれいで魅力的であり、若い子育て世帯の利用やおじいちゃん、おばあちゃん、3世代の利用と、また県外から多くの利用者がいるということで、やはりこういったような天候に左右されない施設は、とても地域の交流の場へとつながっているかと思います。市長もそういった要望を聞いているというお話でしたが、ぜひ、三鷹幼稚園含め、今後の開発に対して、こういった最新の子育て施設の設置の検討をお願いしたいと思います。
質問7の社会福祉協議会との子ども食堂の居場所づくりについてですが、こちらも武蔵野市では、武蔵野市民社会福祉協議会によるむさしの子ども応援ブックという冊子を発行しております。子ども食堂や子どもの居場所に関する情報提供を行っています。そのような情報提供等は様々な居場所を知るきっかけとなると思いますが、そのような居場所の冊子などの御検討というのはされたことはありますでしょうか、お伺いいたします。
ほかの自治体で部分的に三鷹より優れているところはたくさんあると思いますので、しっかり学んでいきたいと思いますが、三鷹のよさというのは、御質問議員が一番知っていらっしゃると思いますが、先ほどのまちづくり三鷹の事例もそうですけども、もう既に自主的に市民の方がやり始めていて、太田みつこさんの関係しているグループも積極的に事業を展開していると思うんですよね。それは私はすばらしいことだというふうに思っているんです。恐らくそういうふうに、各市民団体が市役所に要求して、それで事業の予算を組んで、ただ補助金で出すとかいう関係だけではなくて、自らいろいろ努力してされるということは私は非常に敬意を感じていますし、一歩進んでいるというふうに思っているんです。ですから、ほかの市の状況を私もそんなに詳しくは知りませんけれども、学ぶべきところは学びながら、しっかりと前に進んでいきたいというふうに思っているところでございます。
室内の遊び場の必要性というのは私も十分感じています。特に、こういうふうに夏休みであっても暑過ぎてどうしようというときに、公園で遊ぶことが必要ならば、暑さのことを気にせずに遊べるような方法はないかということも考えています。そしてまた、室内での遊び場づくりというのは──今いろんな他市、ほかのところでもいろいろ取り組み始めていますけれども、私は三鷹の中では、これまで足りなくて、全く新しい部分もありますけれども、御質問の議員さんが冒頭述べられていたように、様々な子どもたちがいるあるいは若者たちがいる、それらが単一にどうとかいうことではなくて、まさに交遊しながら、あるいはいろんな需要に応えられる施設であってほしいなというふうに思っていますので、今検討を進めているところでございます。空間をシェアしながら、またタイムスケジュールもシェアしながら、多目的なそういう子どもたちの、あるいは若者を含めた遊び場になればいいなというふうに思っています。これは遊び場というふうな名称でありますけれども、間接的に教育の改革にもつながっていく大きな事業だというふうに思っていますので、そんなに立派な施設になるかどうかは別にして、機能面ですばらしいものになっていったらいいなというふうに思っているところでございます。
市長からの御答弁ありがとうございます。私も本当に三鷹市の子育て支援は先進的な事例がとても多くて、だからこそ、ほかの地域から三鷹で子育てをしたいというような声をたくさん聞いてきました。皆様の期待が高いからこそ、そういったさらに充実というところを要望していきたいと思っております。
先ほど地域団体の事業者についても触れていただきましたが、地域活動している団体や事業者が一番支援を必要としているところは、やはり人材と資金面です。特に子どもの居場所づくりにおいては、安全面からも、ボランティアでできる範疇を超え、地域に根づいたよい取組をしていても継続ができない等、子どもたちの居場所を増やすハードルとなっております。現在、個人や団体で地域活動をするための助成金は、三鷹市社会福祉協議会の地域サロン活動資金助成の1万円のみです。子育て支援をしたいと思う団体や事業者に対してのサポートについて、御所見を伺いたいと思います。
再質問に答弁させていただきます。
御指摘のように、なかなか自分たちで頑張っていらっしゃるところ、また何でもボランティアでいいということではございません。その辺、ボランティアポイントも導入されておりますし、また全部市費で持つのかということもございますので、国や東京都の補助金もうまく活用しながらという点も踏まえて検討してまいりたいと思います。
以上です。
ありがとうございます。
先ほど部長の答弁からも、地域こどもの生活支援強化事業について検討していきたいというお話をしていただきました。市内では、複雑化する子どもの課題に対して、子どもの居場所として自主的に居場所を提供している団体、事業者が増えてきております。学校や公共施設でない、民間や市民が運営するサードプレースの利用が増加している現状から、やはりこういった国の助成でしたり、そういったものを使って拡充していく必要があると思いますが、御所見をお伺いいたします。
再質問に答弁させていただきます。
子ども・子育てに関する補助金については、国のこども基本法等の制定もありまして、様々、どんどん幅広く、複雑に関連してきております。国と、あと東京都でもいろんなものがありますので、補助金が出たから、じゃあ、すぐ全部やりますよということではございませんが、一定の使いやすさ、それから市の負担分も踏まえて、総合的にどの補助金が使いやすいかということで検討していきたいと思っております。
以上です。
ありがとうございます。
最後に、中高生の居場所についてなんですけれども、多世代交流パートナー等をはじめとした、特に西、東の多世代交流センターですが、地域の方が積極的に協働による子ども、若者支援をしております。先日も私、東多世代交流センターに伺いまして、本当に地域の20代の方から御高齢の方まで、子どもたちを見守ろうということで活動が活発にされておりました。今後、東西多世代交流センターだけでなく、中高生の居場所の拡充が必要と考えます。やはり地域性がありますので、西、東にあるという点では、中央という部分でも何かこういった中高生の居場所を検討していただければと思いますが、その辺につきまして御所見をお伺いします。
再質問に答弁させていただきます。
今、冒頭ありましたように、三鷹幼稚園の跡地も含めまして、市内全体での中高生の居場所につきましては検討してまいりたいと思います。
以上です。
ありがとうございます。様々、小さな取組からつながって、子どもたちの居場所というのは増えていくと思います。部長からお話ありましたように、生涯学習センターでの開放も、私、見に行きましたけども、多くの中学生が利用されていました。そういった小さな取組から、地域と連携して、子ども・子育てを支える居場所の拡充を求めていただければと思っております。
以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。